引っ越し手続きについて🙌

とっても久しぶりに記事を書きます。

前回の記事が2月なのでほぼ8ヶ月も間が空いてしまいました。


この8ヶ月の間に、Probespiel(オーケストラのオーディション)を受けまくって、7月になんとか、”Landestheater Coburg(バイエルン州立劇場コーブルク)"のPraktikum(インターン制度)に合格しました。

その為、9月にCoburgという街に引っ越しました。期間は来年の7月までです。




とっても綺麗な街並みで、家から徒歩15分でどこへでも行ける小さな街です。



劇場は客席も舞台もオーケストラピットも小さくて、「まさに劇場!」という感じです笑


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今回の引っ越しはヘッセン州からバイエルン州と、州を跨ぐ引っ越しだったので、様々な機関への住所変更手続きが面倒くさそうだなぁと思っていました。

結果的にはそんなに面倒ではなかったのですが、Finanzamt(税務署)への変更が一番精神的に面倒だったので、そのことについては詳しく書こうと思います。


Finanzamt(税務署)への手続き

※今から書くのは会社に属していない、フリーランスとしての変更手続きです。

どなたかの記事で、「住んでいる州が変わる場合、税金番号も変わります。」という記事を見た気がしたので、とりあえず、まずはフランクフルトの税務署へどうすればいいのか聞きに行きました。

Informationで「バイエルン州へ引っ越すから住所変更したい」旨を伝えると、フランクフルト内での引っ越しの時はその場でお姉さんがパパッと登録してくれましたが、今回は州が変わるので、やはり番号カードを発行され、自分の番号が呼ばれるまで待合室で待ちました。

自分の番号が呼ばれ、窓口まで行き、お兄さんに事情を説明しましたが、早口で複雑なドイツ語だったため、よく分かりませんでした。私のドイツ語も下手くそでしたが笑

1. ヘッセン州→バイエルン州は複雑、バイエルン州からヘッセン州はそんな大変じゃない

2. コーブルクの税務署に行って聞いてみて

ということだけは理解しました。


「州が変わると面倒なのか」ということが分かったので、また複雑なドイツ語で理解できなかったらどうしよう...という思いが強くて、なかなか税務署に行く気力がなかったのですが、意を決して行ってみました。

税務署関係の書類を全て持って、いざお兄さんの元へ!


私 「フランクフルトからPraktikumの為にコーブルクへ引っ越したけど、住所変更のこととかよくわからなくて。どうしたら良いですか?(実際はもっと酷いドイツ語)」

お兄さん「番号見せて。」

PCカタカタカタ...

お兄さん「はい、完了!」

私 「え?ヘッセンからバイエルンは複雑だと聞いたけど...」

お兄さん「処理しといたから大丈夫。数日でお手紙が届くからね〜。」


呆気なさすぎて、笑っちゃいました。お兄さんもニコニコしていました。

フランクフルトで無駄にビビらされたので、こんなことならもっと早く終わらせとけばよかったなと。

ということで、結果的にめちゃくちゃ簡単でした!が、これも受付や窓口の人によるのでしょう...。

今はお手紙待ちなので、またお手紙が届いたら、番号が変わっているのかどうか、記事を更新しますね。


州が変わると面倒くさそうと思った手続き

例えば、「Frankfurter Sparkasse」や「AOK Hessen」のような、会社名の後に土地名や州の名前がついているものについて、「州や街が変わったらどうなるのだろう...」と不安に思っていました。

色んな人のブログを検索してみましたが、州を跨ぐ引っ越しに関しての記事は見当たらなかったので、参考になればいいなぁというのと、備忘録として書いてみます。


Sparkasse 

私の銀行口座はSparkasseですが、この銀行は街によって名前が変わります。

例えばフランクフルトなら「Frankfurter Sparkasse 1822」

コーブルクなら「Sparkasse Coburg-Lichtenfels」など。

オンラインバンキングに登録しておけば、

ログイン→Online-Banking→Service→Ihre Daten

ですぐに変更できました。


AOK

私の健康保険はAOKという保険会社で、フランクフルトで登録をしたので「AOK Hessen」という支店名?です。

こちらは完全に引っ越してしまう前に、フランクフルトのAOKの窓口で、引っ越しの旨を伝えると、その場で処理をしてくれました。

持参したものは、

・パスポート

・コーブルクでの住民登録の紙

・AOKのカード

です。

特別にコーブルクのAOKで何か手続きをする必要は無いそうです。


そのほかの機関

上記以外にも、長期でドイツに住んでいると、知らず知らずのうちに、様々な機関に登録しています。

私が手続きを完了させた機関でいうと、携帯会社(Vodafone)、ドイツ鉄道(Deutsche Bahn)の住所変更をネット上で行いました。

きっと他にも登録している機関がありそうですが、今のところこんな感じです。思い出し次第、変更していきます。


便利な転送届

ドイツの郵便局には、便利な転送届があります。これは、前の住所に送られてきた郵便物を現在の住所に転送してくれるシステムです。

住所変更し忘れたものがあれば、前の住所でも転送してくれるので、便利ですよね。







日本では確か転送届は無料のサービスですが、ドイツは有料です。郵便局で上の写真のものを買います。もし見当たらなかったら窓口で聞いてみてください。

料金は以下の通り。


ただこれだけ持って行くと、何も訊かれず勝手に12ヶ月のお金を請求されました。6ヶ月でいいと言う人は、会計の際に6ヶ月分で良い旨を先に伝えましょう。

まぁ12ヶ月分の方が安全かと思いましたが、会計でなぜか29,90€請求されました笑

「おかしいじゃねぇか!」と言う勇気もなかったので、「よくお世話になっているし、おばさんのチップということで良いか」と前向きに。

2年目はこういう理不尽なことにも突っ込んでいけるような、強い精神力を鍛えたいと思います。

この転送届は即日有効というわけではなく、手続きから十日間ほど時間がかかるようです。

私は9月2日にポストに投函して、9月7日にフランクフルトの住所に手紙が届きました。「2019年9月11日から2020年9月11日まで有効」と書いてありました。

コーブルクの家は9月からの契約でしたが、フランクフルトの学生寮に解約手続きをするのが遅かったため、9月いっぱいまでフランクフルトにも部屋を持っていました。

そのため、このお知らせを受け取ることができましたが、次回引っ越すときは、次の家が決まった段階で、きちんと手続きをしようと思いました。

ただ、きちんと役所で住所変更の登録をしておけば、わざわざ転送届をしなくても、何通かは勝手に転送されてきていました。

でも、どこまで転送してくれるのかは分からないので、不安なことや重要な書類が届く恐れのある人は、転送届をしておいたほうが良いと思います。



だらだらと書いていたら長くなってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございます。

多くの方がブログで書いてあるように、ドイツでの様々な手続きは、受付や窓口の人の裁量にかかっていますので、今回の記事も一例として、参考までに読んでいただけましたら幸いです。

劇場のリンクも貼っておくので、興味のある方はぜひ覗いてみてくださいね。


また、気が向いたら更新します。


難波芙美加

Fumika Namba

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